上五島病院フォトアルバム

2008年9月2日

高次脳機能障害支援研修会が開催されました。

講演
講演
質疑応答、意見交換
質疑応答、意見交換
平成20年8月29日(金)上五島病院3階大会議室で、上五島地域リハビリテーション支援センター・長崎県上五島保健所主催の高次脳機能障害支援研修会が開催されました。

長崎大学大学院医歯薬総合研究科教授 松坂誠應先生の講演『高次脳機能障害の診断とリハビリテーション』、長崎県高次脳機能障害支援センター作業療法士 岩永弘人先生の情報提供『長崎県における高次脳機能障害支援について』、脳外傷『ぷらむ』長崎 荒木さん母子の体験談『高次脳機能障害支援をもって』のお話があり、その後質疑応答、意見交換が行われました。

高次脳機能障害とは、交通外傷や転落、脳卒中などの脳の損傷によって、記憶力、注意力、遂行機能、感情のコントロールなどが障害されるものです。身体の麻痺や言葉の障害と違い、一見して障害があると認識することが難しいため、本人や家族、関係するスタッフも、それが脳の損傷による障害と認識されないことがほとんどです。そのため、家庭や職場など日常生活や社会生活を営んでいく上で、問題を抱えている場合が少なくありません。

このような観点から、まず保健・医療・福祉・行政機関等の関係者が、高次脳機能障害に対する理解を深め、長崎県における支援の現状を共有するために今回の研修会が開催されました。


高次脳機能障害とは?

交通事故、転落事故および脳卒中などにより脳に何らかのダメージ受け、
  
記憶力の障害<記憶障害>
 ○約束を忘れてしまう
 ○物の置き場所を忘れてしまう
注意力の障害<注意障害>
 ○あくびが多かったり、ボーっとしている。
 ○何をするにも疲れやすい
 ○人の話を聞いていなかったり、周囲の人に気付かない
段取りよく作業・仕事・物事を運ぶ能力の障害<遂行機能障害>
 ○指示された作業・動作にとりかかるのに時間がかかる
 ○作業・動作を適切なタイミングで終了できない 
 意欲や気分の調整能力の障害<社会的行動障害>
 ○意欲の低下や何事もやる気が出ない
 ○気分が高揚し、静止が効かない
 ○ちょっとした言葉にイライラし、怒りっぽい

を1つもしくは複数呈し、生活を送る上で支障をきたすような障害を高次脳機能障害といいます。