臨床研修病院としての役割
臨床研修病院としての役割

当院は離島という特有の環境から、ここでしか出会えない貴重な経験ができます。そして、多くの島民のみなさんと触れ合うことで、他では学べない様々なことを学ぶことができます。そんな島での研修は総合診療専門医を目指す臨床研修医のみなさんにとって、かけがえのない経験となるでしょう。
上五島の環境を活かし、次世代の医療従事者を育成することが、これからの離島・へき地医療を支えることになると考え、総合診療専門医の育成に、積極的に取り組んでいきます。
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研修医お勉強中 | 院長と研修医:医局にて | 指導医、研修医症例検討中 |
臨床研修病院とは
当院は、厚生労働大臣より臨床研修病院に指定されています。同指定は、基幹型臨床研修病院と協力型臨床研修病院の2つに分類されますが、当院は双方の指定を受けています。基幹型と協力型の大きな違いは、独自で臨床研修を行えるかどうかの違いです。
基幹型臨床研修病院はその指定にあたり、臨床研修の基本理念に則った研修プログラムを有し、臨床研修を行うために必要な診療科や指導医を配置していること、救急医療を提供し、必要な症例数があること、臨床病理検討会(CPC)を適切に開催していることなどの研修・指導体制だけでなく、患者の病歴に関する情報を適切に管理していること、医療に関する安全管理のための体制を確保していることなどの管理体制を満たしていることが必要です。
協力型臨床研修病院は、基幹型臨床研修病院や他の協力型臨床研修病院及び研修協力施設との連携によって、基幹型臨床研修病院の研修プログラムに関する基準を満たすことが条件です。
当院で臨床研修を希望される学生の方へ
当院では毎年初期臨床研修医、専攻医の受け入れを行っています。また病院見学(医学部学生対象)も実施しています。詳細については、初期臨床研修・専攻医・若手医師募集サイトをご覧下さい。
地域の皆様へのお願い
当院は、へき地・離島医療の貢献に寄与したいとの思いから、次世代の医療人の育成に積極的に取り組んでおります。
上記の指定による臨床研修医をはじめ、大学の医学生、薬学生、看護学生、また、医療系の専門学校、各種学校(臨床検査技師、臨床工学技師、診療放射線技師、理学療法士、救急救命士など)の臨床研修、臨地実習を受け入れております。
年間1~2名の基幹型臨床研修医、約30名の協力型臨床研修医の地域医療研修、約50名の研修生、実習生を受け入れており診療や検査時に研修生や実習生の同席をお願いすることがございます。
研修生や実習生は名札をつけて判別ができるようにしています。何卒、趣旨をご理解頂き、皆様のご協力をお願いいたします。